2016-10-01から1ヶ月間の記事一覧

乱文小説②-1

私はいつものケーブル以外を背中に刺された。ロボットの私には感覚がないはずなのに、アンドロイドの私のヒトらしい姿勢を保つチタンとセラミックの脊柱骨格が痛んだ。ケーブルに私が流れこもうとしてもいつものようには行かず跳ね返せるどころかケーブルの…

乱文小説②

目を閉じて息をすれば、目を開く息をすれば時間が進み、足が動く私の体は不思議でいっぱいだ。背中につながった数本のケーブルは私の全ての源だ毎晩私はケーブルに巻かれ身体中にエネルギーと知識を蓄える。今まで受動的にエネルギーと知識を受け取っていた…